以前から小学生用スクール家具のデザインの可能性について考えてきました。私の世代では小学校の椅子と机は割と骨太の木製家具でした。多くの小学生の学んだ傷跡が残っているのが懐かしく思い出されます。現在の小学校の椅子、机には文部省の規格があるのかもしれませんが、合板と鉄の組み合わせでデザインされた画一性のあるものという印象を持っています。建築資料集成によると一種類の規格しかでていません。オフィス家具の分野ではかなり多様なデザインが市場に出回っていますが、オフィスが現代の主要な産業拠点として認知されている為と思います。小学校という施設環境は建築と家具の組み合わせと考えると、家具のもつ価値をもっと高く評価すべきと考え、NDHのデザイン開発として重要な分野と考え、今回は第一回の提案としますので、皆様からのご意見、ご提案をお願いします。
■デザインの原則
1)木製家具とする。(木材需要の促進の為。)
2)金物ジョイント使用は補助的なものとすること。
(耐久性への配慮)
3)児童の体力に適った軽量化を考慮すること。
(自由な配置への配慮)
4)直列配置の他に様々な配置をも考慮すること。
(多様な学習形態への配慮)
5)木生地仕上の他にカラフルな仕上も可能とすること。
(素材への感性に配慮)
6)学習用諸道具の収納を可能とすること。
(学習用諸道具の整理のし易さへの配慮)
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