■近年、姉歯構造偽装問題依頼の建築設計会の社会からの信用失墜を回復せんとして、行政側からの指導により様々な法改正が行われました。その結果、建築基準法の一部改正、建築士法の等の一部改正、特定住宅瑕疵担保責任履行確保法の制定が施行されました。戦後の建築関連法の改正の歴史の中では根本的に大きな改正となりましたので、設計関係者にとって理解不十分な事も多いのでこの際再勉強することにしました。また、平成12年四月1日に既に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」は質の良い住宅を安心して取得出来るようにつくられた法律についても再学習することにしました。この法律の内容は3本柱で構成されています。(1)新築住宅の基本構造部分の貸し担保責任期間を「10年間義務化」すること。(2)様々な住宅の性能を分かりやすく表示する「住宅性能表示制度」を制定すること。(3)トラブルを迅速に解決するための「指定住宅紛争処理機関」を整備すること。以上の法律の改正等について改めて不十分な理解が実感さ、次回に引き続き学習会を開催することにしました。
■小木曽さんより住宅設計を受託してから設計契約、設計図作成、設計監理にいたるまで、建て主様への納得のいく説明、相談と実務内容について体験に基づく報告を聞かせて頂きました。
お客様に不安を抱かれることのないように、懇切丁寧な細やかな気配りを感じさせる内容でした。将来的には我々メンバーの共通テーマとして標準書式等を共有させて頂きたいと考えています。
■次回テーマとしては「店舗設計部会」の研究会を提案したいと思っています。店舗設計、家具設計の専門家として長い実務経験をお持ちの稲田さんにぜひ講師をお願いしたいとおもいます。家具設計については建築家自身がデザインしている例は世界に多くありますので、
NOVA DESIGN HOUSE として「NOVA FURNITURE 」を提案したいという話を最後にさせてもらいました。インテリヤと家具は切っても切れない関係にありますので、今後の研究テーマとして持続していきたいと思います。日頃私自身が考えている「単一部材による連続体」をモチーフにしたアイデアモデルを掲載しますので、次回にご議論をお願いします。
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