参加者(小木曽、上田、観音、野崎)
場 所(豊島区目白:小木曽宅にて)
日 時(平成22年10月16日)
住宅設計研究会としては3回目の研究会は目白の小木曽さんの自宅にて開催しましたが、近くに故建築家吉村順三の記念ギャラリーがあり、隔月の小建築展が会期中であることを知り立ち寄ることにしました。嘗ての設計事務所であった建物の内部を見学することができて、このような所で数々の名作が生まれたことを実感して大変感慨を深くしました。主なき現在は一部を記念ギャラリーとして、残りは賃貸事務室として使われていることを知り大建築家の継承の難しさを考えさせられました。事務所の近くには音楽家である夫人の経営する音楽教室(ソルベージュスクール)があり、こちらも内部の小ホールを見学させて頂いた。小さいながら屋根の形状に合わせたベニヤ張りの天井空間は大変豊かな音楽空間を作り出していると感心しました。学習院大学のある目白という町は若々しい雰囲気に満ちていると共に、住宅街に入るとどこかほかとは違う気品の高さを感じることができました。町歩きに時間をとられて住宅設計研究会の時間が食われましたが、久しぶりの研究会は貴重な会合と思い前回の研究会で課題となった設計事務所としての基礎資料の作成について野崎から提示して議論を重ねました。NDHのグループ展についても意見交換をして、銀座のINAXギャラリーを開催場所として検討することになりました。展示内容は各メンバーの日頃の課題を素直に提示したらどうかと思います。野崎の方からはかねてから研究している木工家具、木工レンガブロックについて提案しました。建築部門の課題としては設計事務所を開設していた中央区月島を舞台にした「中低層街区の親密感のあるまちづくり」というテーマで中間報告をしました。今日は参加していないメンバーも入れて年内には全体研究会を開催したいと提案しました。11月初旬ころには開催したいと思います。
■「井の頭の家」展示パネル
■「井の頭の家」の模型
■「ソルベージュスクール」の小ホール
■貸事務室(元は設計室)
■幼児用木工家具
■レリーフの為の木工タイル
■「中低層街区の親密感のあるまちづくり」の提案
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